こんにちは!金沢市在住のコーチ兼心理カウンセラー、書道アーティストの土田英実(つちだえみ)です。
小学生の子を持つ方々は、一度は思ったことがあるでしょう・・・。
夏休みの宿題、特に「工作」とか、「読書感想文」とか。
親はどこまで手伝っていいの?
ていうか、そもそも手伝っていいの??
教育上、それってどうなの??
中学2年と小学3年の娘を持つ私も、これ、自問自答してたんですよね。
で今年、私は思ったのです。
「むしろ、親が関わるべきだ!!」
本日はそんなお話。
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今年も、小学3年生の娘の「読書感想文」を一緒に取り組んでいる私・・・。
なぜ一緒に取り組んでいるのかって?
ほおっておいたら、うちの娘は多分、終わらない(やらない?)からです(笑)
もともと私の考えは、「子供の自主性に任せる」だったのですよね。
それが理想だった。(過去形)
夏休みの宿題は、家族で行う一大プロジェクトである。
「読書感想文の書き方」プリントを学校からもらってきていますが、それを読まない娘。
「これ読んでやってみようよ」から始まって・・・
「ここのページから、どんなこと思ったの?」
「、とか。とか、付けたほうがいいんじゃない?」
「この文章、どういう意味?教えてー」など。
あくまで書いているのは娘ですが、しっかり「誘導」しちゃってますよね(笑)
「これ、子供の作品というより、まるで親の作品になってしまうんじゃないかしら」と思ってしまうことも、しばしば。
でも、気づいたんですよね。
これ、社会人になって、先輩後輩、上司部下、チームでやるプロジェクトに似てるな、と。
大人である私達は、子供達よりも宿題のゴールが見えますよね。
なので「ここはこうしたらいいんじゃない?」と教えてあげることができるんです。
そして、子供はハッと気づいて直したり作ったりするでしょう。
なんで?と聞いてくることもあるでしょう。
嫌々、直す子もいるでしょう。
反発して、自分で思うように進める子もいるでしょう(それももちろん、ヨシ!きっと、面白いゴールに向かっていくでしょう)
これ、会社で何かのプロジェクトに携わった時など、先輩や上司からの示されるリーダーシップと、それに応える形に似ていると思うんです。
あくまで自分でやるんだけど、先輩や上司はたまにチェック入れます。
本人の自主性に任せるからこそ、面白いアイデアが出たり、本人のスキルアップに繋がっていくのだけど。
でも、進む方向性を間違えたり進捗が遅れないように、見て指導を入れてくれる。
ああ、夏休みの宿題を親子で取り組むのも、一緒だなと思ったのです。
たとえ親が口出し(助言?誘導?)したとしても、出来上がった時には、その子なりにスキルを習得しているはずです。
ひとりで考えてやることはもちろん素晴らしい。
でも、助言があることで、さらに力をつけることに繋がるんじゃないでしょうか。
「教えてもらいながらも、自分でやる」という経験を積む。
「自分でやる」部分が小さかったとしても、今回の経験から、次は「自分でやる部分」が大きくなっていきます。
社会人のプロジェクトは、成果物のクオリティが求められるけど、この宿題の親子の取り組みは、プロセス(取り組みの過程)に意味がある。
そんな経験は、今だからできる事なんだと思うんですよ。
親子で一緒になって何かを作る機会は、実はそうそうない。
一緒に宿題に取り組むと、子供の今の「力」みたいなものが見えてきます。
すごいなーと、思うところもあれば、ここはちゃんと教えてあげなきゃな、というところもあります。
それを、親子でワイワイしながらじっくり取り組む。
時に、反発が来るかもですが、その子だけに集中して見てあげられるのは、学校ではきっと難しい。
たとえ、「これ、親の作品?」なるくらいに口出ししてしまったとしても(笑)
その子には、それを作る過程を経験したことになりますから✨
そして、あとから振り返った時に、夏休みにパパママと一緒にワイワイやったな~、といい思い出になっているはずです。
実際に長女は、ママと一緒に宿題やったことが、今となっては、楽しい思い出なのだそうです。
当時は、うるさいと思っていたそうですが💦
長女は今中学2年生ですが・・・。
もう、夏休みの研究や読書感想文など、一緒にやる年齢じゃないんです。
一緒にやれるのは、せいぜい、小学校6年生までだったなー、と思います。
そう思うと、小学生の子に対しては、「今だけ」。
夏休みもあと20日くらいになりましたね。
宿題も家族で取り組んだプロジェクトとして、楽しい思い出としていきましょう!