こんにちは!金沢市在住のコーチ兼心理カウンセラー、書道アーティストの土田英実(つちだえみ)です。
元旦の能登半島地震から三カ月。
私はこの冬、金沢市にある1.5次避難所にボランティアに行ってきました。
担当させていただいたのは、要支援者さんがいらっしゃるフロア。
私達ボランティアは、傾聴活動を中心とした、身の回りのお世話や清掃がお仕事でした。
被災者の皆さんは、私には計り知れない辛い想いを持っているはずで。
少しでも、そのお心を分けてもらえたらと思っていたのですが・・・。
皆さん、「しんどい、つらい」という感情表現を極力避けているように感じました。
お話いただく内容は、今朝の話、故郷の話、昔の話。
そこから、避難所での生活のお話もしていただきました。
皆さん、「がんばらんなんね」「なんとかやっていかんなんね」「前向きでおらんなんね」と。
周りには、一緒に避難所で頑張っている仲間の皆さんがいます。
「みんなしんどい。つらい。だから言えない」そんな内容のことをお話された方もいました。
ある方が、いろんなお話をしてくださる中で、一言だけ、「だちゃかん・・・」とおっしゃいました。
「だちゃかん」は石川県の方言で「だめだ、しんどい、どうにもならない」の意味です。
たった一言だったけれど。
あの方にとって、少しでもお心が軽くなるきっかけになったら、と願うばかりです。
被災者の皆さんは、とてつもない、行き場の無い気持ちを感じながら、日々を生きていらっしゃる。
避難所から離れたりなど、次の環境へ移られることもあるでしょう。
フッとしたときに、よみがえる想いも、きっとあることと思います。
どうかその時に、お一人ではなく、そのお気持ちを誰かと共有できる状況であれば、と思います。
土田もカウンセラーとして、一緒にお気持ちを共有させてもらたら。
少しでもお気持ちを分けてもらえたら、と思っております。
石川県も、もうじき桜が咲きそうです。
4月は、始まりの季節ですね!
緊張することも多い時期ですが、どうか、穏やかに過ごされる時期となりますように。