こんにちは!金沢市在住のコーチ兼心理カウンセラー、書道アーティストの土田英実(つちだえみ)です。
夏休み初日を迎えています・・・。
子供達と一緒に宿題の量確認と、と夏休みの過ごし方計画を作っていました。
で、計画表に記入する次女(小学3年生)の字を見て、衝撃を受けました・・・。
「字が荒れている!!」
お手本の文字のようにきれいに書いてほしいのではなく、丁寧に書いてほしい。ただそれだけなんですが…
一年前の夏休みも、同じことが起きていたんです。
で、褒めて褒めて、なんとか少しだけ丁寧になって。
で、一年たったらまた同じように丁寧じゃない字に戻っていた。
(気にかけていなかった私にも、多少問題がありそうだ。。)
「ちょっとちょっと、これはいかんよ。読めないよ??書き直して?これとかこれとか。(この時点でちょっと怒り気味)」
娘、めっちゃ嫌そう。めんどくさそう。
私、「ちゃんとしよ!!」(プチ怒り)
私の怒りは何を投影しているのか?
ここで出てくる心理学の鉄則。
「全てのことは、投影である。」
この状態は、私の何を投影しているの??
なんで私はプチ怒りをしたのか?
・丁寧に書かない娘に、前も教えていたのに、と思った。
・普段から丁寧でない行動に、注意をしている。(未だに、洋服を前後間違えて着ることが頻繁にある等)
・いつになったら、丁寧な行動が出来るようになるのか?と思った。
これらが重なって、プチ怒り。
はい、これはもう・・・・
『娘にこうなって欲しいと「期待」をしている。そして娘が思い通りにならない(動かない)から怒ってしまった』
これですね。。。
なぜ「こうなってほしい」と子供に期待してしまうのか。
「こんな子になってほしい」「この能力は身につけさせてあげなきゃ」
これは、親として、子供へ注ぐ「愛」の表れですよね。
「愛」以外、何者でもないし、「愛」が起点なのですよね。
では、「こうなってほしい姿」は、どうやって作られたのか?
そこには、私という母が生きてきた人生で、あったらいいな、必要だなと思うことだったんですよね。
「自分の想い(望み)」を子供に反映させようとコントロールしてる可能性がある、ということです。
なんで丁寧に書いてほしいと思ったのか?
丁寧な書は、読み直した時に見やすかったり、書き間違いや誤字脱字が減ります。
そして「書は人なり」という言葉通り、丁寧な字は、丁寧な人という良いイメージを持ってもらえます。
そんなメリットが沢山あるので、丁寧に字を書けたほうがいい。
しかし、私の場合は、「怒り」まで出ているので、別の事情があると考えられます。
つまり、私の場合、私自身が「丁寧に生きたい」と思っているからです・・・。
だからこそ、字が丁寧でないことが特に目に付く。
娘の丁寧でない行動が目に付く。
もう1つ突っ込むと、「実は私自身が丁寧でないこと」を分かっていて、丁寧な生き方を娘にさせたいと思っている。
それが投影されていそうです。
おおらかでいいじゃない、という見方も出来るのに。
そこにこだわる(ちょっと怒ってしまうくらい)私は、自分の出来ていないことを娘に投影してる。
はぁ・・・娘よ、すまぬ。
ママもだよ。ママも丁寧に生きるようにしよう。
そうやって、一人で罪悪感も持つ。そんな母の夏休み。
「近い存在の人」だからこそ、「期待」してしまうのは当たり前。
人間は、親しい人には、自分と「同じ感覚」を求めてしまう生き物だと思っています。
他人だと、そうはならないんですが・・・
家族やパートナーには、同じ感覚を持ってほしいと思ってしまう。
すごく自然なことだと思います。
だから、なんでわかってくれないの?となりやすい。(分かってくれるはず!と期待を持ってしまう)
子供だと、自分のお腹から出てきた子だから、なおさら。
心理学で言う「期待は裏切られる」ということ。
子供って、自分とまったく同じ人間じゃないんですよね。。
まぁ、半分はパートナーさんの血が入ってるからって理由もありますが。
それでも、お子さんが何人もいる場合、同じ父親母親から生まれていても、性格が違うことってありますよね・・・ほとんどの家庭がそうじゃないでしょうか?
自分とまったく同じ人間は、この世にはいない。(自分に言い聞かせています💦)
子供と、自分は、別の生き物・・・。
だから、自分と同じ感覚でいてくれるだろう、できるだろう、と「期待しても裏切られる」わけです。
もちろん、家族やパートナーとは、コミュニケーションを取っていくことで、互いに「与えあう」関係になると、「期待」が現実として叶うことも、出てくると思います。
でも、期待が全て現実になるなんて、多分、ない(笑)
あったらすごい。そんな人いたら教えて!!
みんな個性が違うから。
裏切られるって言葉はあんまり好きじゃないですが、「期待」して、その通りにならなかったとしても、「そーよねー。私と個性が違うから、そりゃ同じようにならないわよねー」くらいに思っていいってことなんでしょうかね。
でも、字は丁寧に書けるほうが良いので…。
丁寧に書くこと、は、出来るようになってほしい。
しかし私は、私自身の問題を娘に投影し、怒ってしまったのでした・・・。
こうやって分析すると、多少冷静にな目で見ることが出来るかもしれません。
怒りでなく、「説明」を。何度でも繰り返してみようと思います。
せっかくの夏休みですからね!!
まぁ、えらそうに書いてしまいましたが、娘達にプチ怒り→はて、私は何故怒っている?→分析して自己嫌悪、 これを繰り返す日々です。
この繰り返しで、私は母として少しずつ成長させてもらってるんだと思います。
最初から、完璧な母なんていません。きっと。
(いるのかも、ですが)
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