こんにちは!金沢市在住のコーチ兼心理カウンセラー、書道アーティストの土田英実(つちだえみ)です。
今日は、弱音を吐かずに、前向きになることで乗り越えて来た人へ向けてのお話。
私自身がそうだったんですよね。
「しんどい」って、口に出すことはダメだと思ってませんか?
「話すことは手放すこと」だから、言葉で発すること、は大事なんです。
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私自身の話です。
同居していたお姑さんが介護度が上がった頃。
長女の子育てと仕事にも追われて。
毎日しんどくて。
でも、「私は嫁だから、ママだから、会社員だから」という思いを持った私。
「大丈夫、なんとかなる。後ろ向きなことは言わずに、前向きになっていたら、私なら乗り切れる」と自分に言い聞かせていました。
あの時、カウンセリングは気軽に受けられるものだと分かっていたら、
随分楽になれたのではないか、と今では思うんですよね。
あの時は「つらい」って言葉を発することで、
負のオーラを纏うというか、良くない運気を呼び寄せてしまう、
そんなふうにすら思ってました。
しかも、この状況を投げ出したら、
私は嫁として、母として、責任を放棄したことになると思っていたので。
「投げ出した人」と思われたくない。
しょうがないことだから、いつかきっと終わるから、前向きでいよう。
そんな感じでした。
あの頃の私、まあ、なんと言いますか、
「自分の気持ちをごまかしながら無理ポジ(無理にポジティブにしている状態)」だったんですよね。
つらい、しんどい、を適切に吐きだすことをせず、
自分を良く見せたいから「嫌だ!!」とも言わず。
私の「想い」を大切にしない時間が長かったからでしょうか。
お姑さんとの同居が解消された後になっても、
急にワケがわからない「虚しさ」「寂しさ」「悲しさ」に襲われて涙を流す、
そんなことがたまにありました。
この世の誰とも、私の心の奥にある想いを共有することは無いんだろうな。
そんなふうに感じていたんですよね。
そして時間が経ち、なんとなく癒しが進んでいったようにも思っていたのですが。
そんな私が「しんどい」思いを自覚して、口に出すこと、誰かと共有することで、
癒しにつながることを学びました。
それは、根本裕幸師匠の、カウンセラー養成講座お弟子6期の仲間とのグループワークでの出来事。
もう昔のことだけど・・という思いを持ちながら、
お姑さんの介護状態と子育て、仕事が大変だった、という話をしたのですよね。
そこで、仲間たちが「英実さん、もう充分じゃないですか?辛かったと思う。辛いって言っていい。よく頑張ってきていたと思う。これからは英実さん自身が中心の人生を送っていいと思う」そんなふうに言ってくれたんです。
私、もう涙が止まらなくて。
ああ、私、すごくすごくつらかったんだな。誰かに辛い、しんどいって思いをこうやって聞いてほしかった、一緒に「ウンウン、大変だったね」って共感してもらいたかったんだなって、気づいたんですよ。
グループだったので、5人ものカウンセラーに共感してもらえた私は、
「話すことで手放す」ことが出来たのです。
手放す前は、「あのしんどい時期を思い出すと、誰のせいにも出来ない、寂しくて悲しい想いが戻ってくる感」があったのですが。
手放し後は、しんどい想いをした思い出はあるけれど、それが戻ってくる感覚はかなり薄れました。
今、しんどい想いをされている皆さん。
その想いを話すことで、気持ちの整理が出来る場合も、あります。
でも、今は口に出したくないのかもしれませんよね。
無理ポジ(無理やりポジティブ)をしていて、何か満たされない、
寂しい感じや苦しい感じがしたら、そのときは是非お話を聞かせてくださいね。
「話すことは手放すこと」
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