あまねくテラス

土田英実 金沢市の心理カウンセラー、コーチ。書道アーティスト。

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被災地を想い、心を痛めている方へ

能登半島地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

こんにちは!金沢市在住のコーチ兼心理カウンセラー、書道アーティストの土田英実(つちだえみ)です。

 

本日のお話は・・・

*自分が恵まれていることで、被災地の方に「申し訳ない」という罪悪感について

*支援の為に、自分を満たす必要があるということ

*支援は自分の身近なところにある

*罪悪感を感じないから「愛」が無いわけではない

 

 

元旦に起こった能登半島地震

沢山の犠牲者、被害。

地形が変わってしまうほどの地震でした。

 

その後報道の通り、石川県能登地方は、道路が閉ざされ、ライフラインは途絶え。

避難されている能登の皆様に物資を届けられない状況でした。

(実はあまり報道はされていませんが、金沢市金沢市隣接の町も道路破壊、ライフライン停止、土砂崩れなどが場所によっては起きていました)

 

震度7地震が起きた当日、私は金沢市の自宅にいました。

金沢市震度5強

地震後間もなく、近くで火事が起き、津波警報が鳴り。

 

サイレンが町に響く中、小学校へ避難はしたものの、幸い、私の住む町はライフラインは止まりませんでした。

電気、ガス、水道、通信が止まらなかったのは本当にありがたかった。

 

自分が恵まれていることの罪悪感

避難所から戻った私を襲ったのは罪悪感。

 

能登の皆さんは、食べるもの、飲むものもままならない。

親族が亡くなっている、行方不明になっている、家屋倒壊、焼失の状況で、避難所や自主避難場所で頑張っている。

 

同じ石川県に居ながら、

私は不自由なく食べて、お風呂にも入れる。

 

能登へ飛んで行って、私が出来ることはないだろうか?と思いました。

 

しかし地元のSNSでは、「プロじゃなければ、とにかく能登へ出向かないように」と情報が回っていました。(道路被害の写真付きで)

 

道路が寸断し、人も物資も移動できない状況で、何もできず。

 

「募金」という手段しかない。

(微力ながら、募金させていただきました・・・。)

 

日々の生活で、恵まれていることで「罪悪感」を感じる。

被災地の方に、申し訳ない気持ち。

 

こんな想いの方、実は沢山いらっしゃるんじゃないかと思うのです。

 

まずは自分自身を保つことが、被災地支援の第一歩になる。

 

被災地の方へ自分が出来ること

 

一番大切なのは、まずは「自分が身も心も元気であること」だと思うのです。

 

それぞれに、直接でなくても、「被災地支援をする場面」がきます。

 

その時に、私達の身体が、心が、元気でなければ支援できません。

 

まずは、自分を満たすことが大事。

しっかり食べて、お風呂に入り、心を癒す。

 

出番はすぐにやってきます。

普通の生活ができる罪悪感を、「その時の為の準備」として変えていきませんか。

 

被災地支援の私達の出番は、身近なところにもある。

支援の募金の輪が広がっていますが、

実は本当に身近なところにも「支援」があると思うのです。

 

災害によって、ビジネスの場面でも、プライベートの場面でも、通常通りにいかないこともあるでしょう。

快くリカバリーをすることも支援です。

皆様がリカバリーしてくれるから、被災地最優先で物資や人、エネルギーを投入できることに繋がるんです。

 

自身の経済活動(購入したり、販売したり)も、直接でなくても支援に繋がります。

経済が回っていることで、金銭的な被災地復興に繋がります。

 

目の前のお仕事を、一生懸命にやることも、支援です。

 

迷いましたが、書初めワークショップを開催しました。

先日、土田が開催したオンラインの書初めワークショップ。

(金沢開催は、安全面を考慮し中止としました)

 

迷いましたが、「支援する周囲が元気であること」の信念に基づき、開催しました。

被災地支援の為、皆が元気であることが大事。

ワークショップに参加いただく皆様と、開催する土田が、

心から喜びを感じ、元気になることが大切であると考えました。

 

後日、開催レポをお届けします。(満席でした!ありがとうございました)

 

まずは自分、それから身近な人へ気を配る。

能登へ行って何かできることはないか?」

先日まで、そればかりを考えていたのですが、身近なところに異変がありました。

 

小学二年生の次女が、日々に不安を感じていたのです。

 

なんとなく食欲が落ち、なかなか眠れない。

そして「怖い」と言っていました。

 

ずっと余震は続いており、石川県のテレビはどこのチャンネルも、

テレビの下部や左端に、被災地情報(避難所や被害状況)が常時流れています。(今も)

 

テレビを見たり、元旦のあの状況を思い出したりして、怖い想いをしている娘。

 

親として、一番身近な存在に気配れなかったことを反省しました。

一緒にいたから大丈夫、では無かった。

 

もし、被災地へ支援に行けたとしても、

子供が不安な状況では無理だったかもしれません。

 

身近な存在の皆も、身も心も元気であることが大切だと感じました。

 

「いつか来る、被災地支援の出番の為に」

自分の次に、身近な存在の人に気を配ってあげてほしいと思います。

 

ちなみに、罪悪感を感じないからと言って「愛」がないわけではない

中学生の長女が、「私はママのように、そこまで申し訳ないとかなってない・・・変かな・・・」と言っていました。

 

罪悪感は「愛」から来るもの。

「愛が大きい人ほど罪悪感を持つ」

そんなふうに私の師匠・根本裕幸は言います。

 

私の長女は共感性が高く、「愛」が大きいと思っているのですが・・・

 

おそらく彼女は、「自分が辛くなり動けなくならないように、感じないようにしている。」そんなふうに見えます。

 

自分を保つ為に、あえて共感しないようにすることも、もちろんあるでしょう。

 

思い出せば、東日本大震災の時の私がそうでした。

生後8か月の長女の育児中で、震災のことを考えないようにしていたと思います。

 

東日本大震災の被災された方には、大変恐縮なのですが・・・。

あの頃、「他人事」としなければ、私は共感しまくって、心も寄り添いまくって、

毎日泣いて泣いて暮らしていただろうと思うのです。

何も動けない状態になっていただろうと思うのです。

 

自分を保ち、目の前のことをしっかりやり遂げる為に、

無意識に「他人事」としているのも、それは「愛」以外の何者でもない。

「愛」があるから、そうせざるを得ないのですから。

 

土田はそう思います。

 

そして繰り返しますが、目の前のことを一生懸命やることは、まわりまわって、被災地復興へと繋がるんです。

 

 

被災地の方への皆様の想いは、きっと届いています。

被災地の皆様が、一日でも早く安心を得られるように心よりお祈りしています。

そして、身近なところから支援をし、直接の支援が出来るその日に備え、

私も日々を大切にしていきたいと思います。