あまねくテラス

土田英実 金沢市の心理カウンセラー、コーチ。書道アーティスト。

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「子供の為に頑張れる」なんて、ありえないと思っていた。

自分の心と向き合うと、普段聴こえない音が聴こえてくることも。

 

仕事がつらいあなたが「私」を取り戻して明日を変える!
自己実現コーチ兼カウンセラーの土田英実です

「子供の為に頑張れる」本当にそうでしょうか?

 

昔の私は、この言葉を「子供を産んだ責任として、さらに耐え続けなさい、がんばり続けなさい」と言われていると感じました。

 

「子供の為に頑張れる」のは、自分が幸せになるために一歩先に進む際、

「勇気をもらえる存在」であるからだと思っています。

 

目の前のことに対応するため、「感情」を切っていた私。

 

30代の頃、仕事、義母の介護、子育てで多忙だったころ。

私は「感情のスイッチ」を切って生活しておりました。

 

本当は、「もう逃げてしまいたい」状態だったのに。

 

でも、「逃げられない」と思っていた。。

「解決できない問題、自分が耐えれば済む問題」と思っていた。

 

そして、「辛い」思いを感じないように、気にしないように、

淡々と目の前のことをやり過ごす生活をしていました。

 

心の奥底では、

「いつかきっとこの状態は終わる。ずっとは続かない」と思っていました。

 

そう、感情を切っていたんです。

何も感じないようにすることで、自分が壊れてしまわないようにしていました。

 

「辛い」と感じてしまったら、もう何もできなくなるだろうから。

 

そして・・・限界を迎えて、事件が起きました。

些細なことで涙が止まらない。

何の為に生きているのかも分からない状態。

 

「子供の為に頑張れる」なんて言葉は、嘘だと思いました。

 

確実に、私の心は悲鳴を上げていた。

その中で、「子供の為に頑張れるよ」という言葉は、

当時の私には「子供を産んだ責任として、さらに耐え続けなさい、がんばり続けなさい」と言われていると感じました。

 

なぜ、逃げられなかったのか?なぜ子供を「責任」と思ったのか?

私自身に、「罪悪感、自己肯定感の低さ」があったからと思っています。

 

以下は、当時の私の心境です。(各項目、ツッコミ付きです。ハリキッてどうぞ!!)

 

******************************

★母親として、妻としてやるべきことを出来ていない。ごめんね。(罪悪感)

 

★母として、嫁として、妻として、できないことでも出来ないって言っちゃいけない。

(出来ないって言ってもいいじゃない、出来なくてもあなたがダメなわけじゃない。自己肯定感の低さ)

 

★自分の限界までやらないと、「できない」なんて言っちゃいけない。

(言ってもいいじゃない。自分で謎の責任を背負っているよ!出来ないって言ったらどうなると思っているの?自己否定・・・)

 

★自分の「限界」までやらないと、「幸せ」を願っちゃいけない。

(辛さと引き換えじゃないと幸せになれないなんて、誰が決めたルール?)

 

★幸せは、自分の努力がないと得られない。

(努力しないと幸せになれない?その努力が辛すぎたら、その後得られた幸せで全て打ち消せる?何故そんな修行に走る??)

 

★頑張らない私は、幸せになってはいけない、幸せになれない。

(私は幸せになっちゃいけないというマインド・・・。だから幸せになる前に何か課題を課すようにしているのか・・・・。目の前に起きていたことは、全て自分で引き寄せていた疑惑)

 

だから、悲しいとか辛いなんて言ってはいけない

そんな感情は捨てていけば、いつか慣れる。

そして私の努力で解決され、うまくいくようになる・・・はず。私さえがんばれば。

(私は幸せには簡単になれない、なっちゃいけないという罪悪感マインドを持っている。目の前のことは幸せになる前に果たさねばならない「責任」だと思っていた。責任を果たさないと自分には幸せになる価値が無い、という想い)

 

********************************

 

今書き出すと、涙が出そうです。これ、過去の私の話ですから。

(つらかったね、ヨシヨシ。)

 

こんな状態の方に、「子供の為にがんばれるよね」っていう言葉。

それは、「子供の為に、もっとつらい思いをしなさいね」という恐ろしい言葉に聞こえるんですよね・・・・。ヒェー・・・

 

もし、こんな思いのクライアントさんが来たら、

「何故そこまで自分責めをしますか?」

「あなた自身が幸せになることに、条件なんて無いんです」

「幸せになる、幸せを感じることだけを目標にしていいんです」

私はコーチ・カウンセラーとしてそう言うでしょう。

 

辛い、嫌、の自分の想いをまずは認めてあげて。

感情を切ってしまっている方。

 

まずは、本当は辛い、しんどい、その想いをしっかり受け止めてあげてください。

 

辛いよね、しんどいよね。

そんなあなたでいいんです。自分の感情を大切にしてあげてください。

よしよし、がんばってたね、と。

そんな私でも、いいよね、と。

 

自分のことを一番いじめているのが自分、というのは、

実は最も辛いことではないでしょうか。

 

そして、その感情を感じることが出来たら、

次は「嬉しいな」「なんだか楽しいな」「幸せだな」と思うものを、

探していきましょう。

 

責任なんて、ない。

嫌なものは嫌、辛いことは辛い、と自分で認めていけると、

少しずつ、嬉しいものや幸せな感覚にも目を向けられるようになってくるはずです。

 

「子供の為に頑張れる」のは、一歩先へ進む為の勇気として必要な言葉

自分が幸せな目標に向かって進んでいる時に、いろいろな壁が出てくることがあります。

 

それを乗り越える時は、勇気がいる。

 

自分ひとりでは勇気が出ない時。

大切な存在の人の喜ぶ顔を思い、勇気づけられることがあります。

 

「子供の為に頑張れる」は、まさにこの状態のことを言うのだと思っています。

 

これはあくまで、自分の感情もしっかり受け止めてあげた上で、

幸せになるため「自己実現」の段階での話です。

 

そうではなく、ただただ辛い状況であれば、

「子供の為にやらなきゃ」に変わってしまいますから。

 

本日の書「音」。

 

自分の本当の「想い」と向き合うことの大切さ。

今回のブログでお伝え出来ていたら、とても嬉しいです。

 

自分のココロと向き合うようになると、

それまで見えていなかった世界が見えることがあります。

 

「音」もそうです。

普段は気づけない「音」に気付けるようになることも。

 

今回は、そんな想いを込めて作品を作りました。

皆様にも伝わりますように。

 

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